アオリイカにアニサキスはいない?安全に楽しむために冷凍がおすすめ

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この記事でわかること
  • アオリイカにはアニサキスという寄生虫が潜む可能性がある
  • アニサキスが体内に入ると、食中毒症状を引き起こす可能性がある
  • アニサキスは特定の温度や時間での冷凍・加熱により死滅する
  • アオリイカを食べる際のアニサキス対策として、適切な加熱や冷凍が効果的である

どうもドミニクです。

アオリイカは、私たち日本人にとってはおいしい食材の一つですね。

しかし、アオリイカを食べる際に気をつけるべきことがあります。それは、アニサキスという寄生虫の存在です。

この記事では、アオリイカとアニサキスに関する情報を基に、安全にアオリイカを楽しむためのポイントを詳しく解説していきます。

この記事を書いた人
ドミさん

ドミニク@境港

山陰釣りブログ編集室

山陰のアングラー/エンジョイ勢。山陰の釣り場情報や開幕状況、主にルアーフィッシングに関する情報を発信しています。たまに山陰ユーチューバーさんのチャンネルにサブキャラで登場✨

目次

アオリイカとアニサキス

アオリイカにアニサキスはいない?

アオリイカにアニサキスはいない?

アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。

アニサキスによる食中毒を予防しましょう|厚労省

イカの中でもアオリイカ・剣先イカ・コウイカ・紋甲イカは心配いりませんが、スルメイカだけはアニサキスが寄生します。スルメイカのワタを使用したイカの塩辛は注意しましょう。

アニサキスとは|習志野船橋よしだ内科・おなかクリニック

アオリイカにアニサキスが存在するかどうか、皆さん、結構気になることではありませんか?

上記の引用のように厚労省では「イカ」にアニサキスが寄生することを注意喚起しています。一般的には特にスルメイカの寄生について言及され、アオリイカは可能性が低いと言われます。

その理由ですが、その回遊範囲の広さの違いで語られ、スルメイカはかなり広い範囲を回遊し、その間にアニサキスが寄生した魚(餌)を捕食することで寄生されると言われます。

一方、アオリイカは沿岸に生息するイカで回遊範囲が限定的なので、アニサキスに寄生された魚(餌)を捕食する可能性が低いので、アニサキスが寄生する可能性が低いと言われます。

ドミニクとしては、ちょっと怪しいと思っていて、アオリイカもアニサキスに注意すべきという意見です。

その3つの理由
  • 学術的な研究結果でアオリイカにアニサキスが絶対にいないと断言されていない
  • 日本海ではアオリイカの回遊距離は100km以上の個体も確認されている
  • 漁港・堤防で釣れるアジにもアニサキスが寄生している

理由は3つ、1つは学術的な研究結果で「アオリイカにアニサキスが寄生することはない」と断言するものがないこと。

2つ目は、日本海のアオリイカの回遊は東西100km以上の移動があること。

3つ目は、その辺の漁港や堤防で釣ったアジにもアニサキスがいるため、沿岸のアオリイカもそのようなアジを捕食している可能性があること。

アニサキスはサバ、カツオ、イワシ、サンマ、サケなどの魚介類に寄生することで知られており、それらを捕食するアオリイカにも存在するというのは十分考えられるのではないかと思っています。

そのため、アオリイカを食べる際には適切な対策や調理方法を知っておくことが大切ですね。

ポイント

アニサキスがいるサバやアジ、イワシなどを捕食するアオリイカにもアニサキスはいる可能性がある

アニサキスはどこに潜んでいるのか

アニサキスはどこに潜んでいるのか

アニサキスは、学名でAnisakisと呼ばれる線虫の一種で、特に非淡水魚や回遊魚などの海洋生物に寄生する寄生虫です。

この寄生虫は、日本における食中毒の大きな原因として知られており、特に生の魚介類を食べる際に注意が必要です。

アニサキスが寄生する魚介類としては、サバ、サンマ、カツオ、サケ、アジ、スルメイカ、イワシ、タラ、マス、ニシンなどが報告されています。

これらの魚介類の中でも、特にサバはアニサキスが寄生する確率が高く、生で食べる際には十分な注意が必要です。

ポイント

鮮度が高い場合はアニサキスは内臓部分に、鮮度が落ちると筋肉部分に移動する。

アニサキスは、魚の内臓部分に多く寄生しています。しかし、魚の鮮度が落ちると、内臓から筋肉部分へ移動するんですよね。このため、筋肉部分に移動したアニサキスを生で食べると、食中毒のリスクが高まります。

魚を生で食べる場合に、生きたアニサキスを見つけたらピンセットで除去することができるので、1匹残らず除去しましょう。

また、加熱処理や冷凍処理で殺したアニサキスを食べてしまった場合、多くの人は無症状や軽症状で済むことが多いですが、アニサキスアレルギーの人は重度の症状が出ることがあります。

アニサキス食中毒の症状

アニサキス食中毒の症状

アニサキスによる食中毒の症状としては、激しい腹痛や胃痛、下痢、悪心、嘔吐、頭痛、発熱などが挙げられます。

これらの症状が現れた場合、速やかに医療機関での診察を受けることが推奨されます。

◆ 急性胃アニサキス症  
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
◆ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。

※ 多くが急性胃アニサキス症です。
※ 激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

厚生労働省HP

アオリイカのアニサキス対策

アオリイカのアニサキス対策
ポイント

アニサキスは冷凍や加熱処理で死滅させることができる

アオリイカを食べる際のアニサキス対策としては、目視による確認や、適切な加熱調理が効果的です。特に、アオリイカを刺身や生食で楽しむ際には、アニサキスの存在を確認し、必要に応じて取り除くことが大切です。

アオリイカにアニサキスが存在する可能性はあるものの、適切な知識と対策を持って接することで、安全に美味しくアオリイカを楽しむことができます。

アオリイカを食べる際のアニサキス対策としては、冷凍や加熱が効果的です。特に、冷凍はアニサキスを死滅させるための最も確実な方法とされています。

※具体的な処理条件は以下で説明します。

アオリイカに潜むアニサキスの見つけ方はブラックライトで!

アオリイカに潜むアニサキスの見つけ方はブラックライトで!
ダイワ(DAIWA) エメラルダス UVライト

アニサキスは肉眼で見ることが難しいことが多いですが、ブラックライトを使用すると、アニサキスが発光して見つけやすくなります。

釣りたてのアオリイカを食べる際には、生きたアニサキスがいる可能性があるのでブラックライトで照らしてアニサキスの存在を確認することがおすすめですね。

もし生きたアニサキスを発見したら、ピンセットで取り除きましょう。

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アオリイカを美味しく安全に楽しむためのポイントは「冷凍」

アオリイカを美味しく安全に楽しむためのポイントは「冷凍」

アオリイカを安全に楽しむための最も確実な方法は、「冷凍」です。冷凍によってアニサキスは死滅し、安心してアオリイカを楽しむことができます。

 

アニサキス対策と効果的な冷凍方法

ポイント

アニサキスを死滅させる冷凍条件は、一般家庭用冷凍庫で-18℃以下で48時間以上

アニサキスの食中毒を防ぐための最も効果的な方法は、アオリイカを-20℃以下の温度で24時間以上冷凍することです。

家庭用冷凍庫は-18℃設定となっていたり、日常生活の中で開け閉めにより冷凍温度をコントロールすることが難しいと思われます。

そこで、一般的には家庭用冷凍庫なら-18℃で48時間以上というのが言われているようです。とにかく、しっかりアニサキスを凍らせてしまおうということなんですね。

厚生労働省

冷凍処理を行う際の工夫として、アオリイカを一枚ずつ平坦に並べて冷凍することでしっかりと冷凍することが可能です。

これにより、均等な冷気がアオリイカ全体に浸透し、冷凍によるアニサキスの死滅効果を最大限に引き上げることができます。

さらに、冷凍する前には、アオリイカをしっかりと洗浄し、余分な水分を除去することがおススメです。

これにより、冷凍後の食感や風味を損なわず、最高の状態で保存することが可能となります。

 

冷凍によるイカの食感変化

冷凍によるイカの食感変化

冷凍により、イカの食感は柔らかくなり食べやすくなります。

解凍方法で一番良いのは、冷蔵庫でゆっくりと解凍する方法です。急激な解凍は、ドリップ(解凍時に出る水分)が出てうまみを損ないます。

これらのポイントを押さえることで、美味しいアオリイカを長期間楽しむことができます。

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その他のアニサキス対策、加熱の効果

その他のアニサキス対策、加熱の効果
ポイント

アニサキスを死滅させる加熱条件は70℃以上か、60℃以上で1分間の加熱

加熱もアニサキス対策として非常に効果的です。アニサキスは70℃以上に加熱するか、60℃以上で1分間加熱することで死滅します。

しかし、加熱しすぎるとアオリイカの美味しさを損ってしまうのでご注意を!

普通に加熱料理すれば問題ないとは思いますが、冷凍処理しておく方が安心ですね。

 

アニサキスを避けて美味しくアオリイカを楽しむ方法

アニサキスを避けて美味しくアオリイカを楽しむ方法

アオリイカを美味しく楽しむための方法として、新鮮なアオリイカを選ぶことが基本です。市場や魚屋で、透明感のあるものや、身がぷりっとしているものを選ぶと良いでしょう。

また、アオリイカを食べる際には、冷凍や加熱を行うことでアニサキスのリスクを大幅に減少させることができます。

アニサキスは気になる存在ではありますが、適切な対策を取ることで美味しいアオリイカの料理を楽しむことができます。

アオリイカの旬の時期には、是非とも新鮮なアオリイカを選び、上記の対策を取り入れながら、家族や友人と共に美味しく楽しんでください。

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アオリイカとアニサキスについてのまとめ

以上、アオリイカとアニサキスに関する情報を詳しくお伝えしました。アオリイカを安全に楽しむためのポイントをしっかりと押さえて、美味しいアオリイカ料理を堪能しましょう。

それではこの記事のまとめです。

  1. アオリイカにはアニサキスという寄生虫が潜む可能性がある
  2. アオリイカのアニサキスの確率は、他のイカと比べて低い
  3. アニサキスは目視で確認できる寄生虫で、ピンセットなどで取り除くことが可能
  4. アニサキスが体内に入ると、食中毒症状を引き起こす可能性がある
  5. アニサキスの食中毒症状には激しい腹痛、胃痛、下痢、悪心、嘔吐などがある
  6. アニサキスはサバ、カツオ、イワシ、サンマ、サケなどの魚介類にも寄生する
  7. アオリイカの刺身を食べる際はアニサキスの対策が必要
  8. アニサキスを死滅させるためには70℃以上の加熱か、60℃で1分間の加熱、-20℃で24時間以上の冷凍が必要(家庭用冷凍庫では-18℃で48時間以上を目安)
  9. アニサキスが体内に入った場合、内視鏡手術での摘出が一般的
  10. アオリイカは「イカの王様」とも呼ばれ、非常に美味しいとされる
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